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福岡音楽ミーティング musideアンバサダー座談会 vol.1バンド・シンガー【前編】
Deep Sea Diving Club
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Deep Sea Diving Club

2019年結成。Gt./Vo.谷 颯太、Dr./Cho.出原 昌平、Ba./Cho.鳥飼 悟志、Gt./Cho.大井 隆寛からなるロック、R&B、ジャズなどジャンルレスな4人組バンド。2023年5月にメジャーデビューEP「Mix Wave」をリリース。

nape’s
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nape’s

2018年結成。Gt./Vo.中山晴久、Gt.二間瀨紗耶、Ba.坂田圭志、Dr.西岡諒悟からなる福岡の4人組バンド。

コ太朗
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コ太朗

2001年生まれ。佐賀県出身。福岡を拠点に活動するシンガーソングライター。同世代のミュージシャン達と立ち上げたレーベル・ARIASのオーナーでもある。

カノサレ (彼女のサーブ&レシーブ)
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カノサレ

「あおぎ」と「えり」の癒し系2人組ユニット。インスタントシトロンの松尾宗能がサウンドプロデュース。

1
曲がすぐに探せる
セットリスト機能

muside近藤:みなさん、ライブで聞いて気に入った曲の情報って、どうやって探してますか?

西岡さん(nape’s、以下省略):ぼくは、その人のアルバムを1枚ずつ聞き直して探すようにしています。

出原さん(Deep Sea Diving Club、以下省略):えっ、すごい! ぼくの場合、話せる環境ならもちろん直接聞くんですけど、難しい場合は、歌詞を根性で覚えておいて、帰ってこっそり検索するかな。

鳥飼さん(Deep Sea Diving Club、以下省略):そうそう、本人に聞くのって、ちょっと恥ずかしいんですよね。

muside結城:お客側としても、「この曲、何ていう曲でしたっけ?」って質問するのは失礼なんじゃないかなと思ってなかなか聞けないんですよね。

muside近藤:曲を登録する時、タップすると曲調とかも設定できるようになってるんですよ。 これはバラードだとか、これはロック調とか。いろいろタグがあって選べるようにはしてるんですよね。曲調のゆったり目とか明るいとか。結構いろんな言い方でタグがあるので。

出原さん:お気に入り曲を設定できて、タイトルだけ選択していけばセットリストが完成、となると最高です!

muside近藤:この【DISCO】のところがまさにそうなんですよ。1回だけ登録しておけば、【SONGS】の画面で1曲目、2曲目、3曲目とそれぞれにチェックマークを入れるだけ。それでセットリストができあがります。

西岡さん:ぼくたち、最初は手書きしてたんですけど、面倒になってきて、最近は何とかして覚えてます。これがあると便利ですよね。

出原さん:さらに欲を言えば、そのセットリストをそのまま出力できたら、さらにありがたいですね。データ化するのって難しいんですか?

muside結城:PDF化するくらいなら簡単に実装できそうです。やりましょう!

鳥飼さん:それにねmusideのロゴが入ってたりして(笑)。デザイン機能とか、テンプレみたいなのがあればもっと便利になりそうですよね。このへんの作業って、まさしくバンドマンが面倒がるところ……。

2
複数活動の
記録・管理はどうしてる?

コ太朗さん:この機能、めちゃくちゃ便利だと思いました。紐付けたくない人は、無理に紐付けなくていいと思うんですけど。スケジュールは、カレンダーアプリに無心で登録してるので、ひとつのアプリで完結できるなら助かりますね。

muside結城:活動ごとのスケジュール登録機能は、次の段階で実装予定です。あと、todo管理機能も付けられたらと思っています。

コ太朗さん:ちなみに、登録するユーザーはどこまで広がっていく想定なのでしょうか? DJや映像作家、ラジオプロデューサーなど、音楽活動って本当にたくさんの人が関わっているので。

muside近藤:基本的にはアーティスト(=出演者)向けの機能を中心に、音楽活動に関わる人々には全部参加してもらえるよう広げていきたいと考えています。

鳥飼さん:プロデューサー、レコーディングエンジニア、レコーディングスタジオも情報があればありがたいですね。そのままDM飛ばしてコンタクトができれば、制作の幅が広がりそうです。音楽に特化したツールなら、リアルな仕事の話でも違和感なくやりとりできると思うし。

えりさん(カノサレ、以下省略):私は、動画のカメラマンさんなど、クリエイティブに関わる人のことも知れたらうれしく思います。

3
アーティストが
求める機能は?

コ太朗さん:ライブ情報について思ったのは、サポートミュージシャンの情報の紐付けです。

鳥飼さん:確かに、サポートがうまくて「あれ誰だ?」ってなること、よくあります。

コ太朗さん:サポートメンバーも登録できればいいなと思いました。ライブやイベントごとに、けっこう変わるのですが。

muside近藤:メンバー登録の画面に「サポート」枠があり、登録できるようになっていますが、固定になっていてライブごとには変えられないんですよね。でも、今のお話を聞いて、やっぱりあったほうが便利だなと思いました。追加を検討します!

コ太朗さん:そのほか、ライブの出演募集やメディア掲載のチャンスなど、自身の活動を広げるきっかけになる企画があれば、アーティスト側はうれしいと思います。音楽活動をはじめたばかりの時って、「とりあえず何かやらなきゃ」ってなるんですけど、やみくもにSNSで発信してもなかなかうまく伝えられないので。

muside結城:駅や商業施設などの「場所」が使えるのは、西鉄発だからこその強み。将来的には、muside主催のオーディションやイベントなども開催して、地元のアーティストを応援していきたいと思っています。

えりさん:私自身、弾き語りの活動もしているのですが、横のつながりがなかなかできないので、活動場所にも困ってるんですよ。なので、アーティストとライブハウスのマッチング機能みたいなものがあればうれしいなと思いました。

西岡さん:「マッチング」ってことなら、イベンターの登録機能もあったら便利そうですね。ブッキングの傾向や主催イベントのカラーが見えると、マッチングが進みそう。知れたらすごくありがたいです。

コ太朗さん:ぼくもイベントの企画で悩むことがあります。知り合いだと限界があるし、出演者を SNSで探すのってけっこう大変なんですよね。アーティストの情報もブッキング機能もそろっていれば、すごく役立ちそう。

muside結城:イベンター登録もできるようになっています。イベンターとしても活動されている方は、ぜひこちらも登録してみてください!

4
活動を継続できる
アマチュアを増やす

西岡さん:欲しい機能について考えてみると、ぼくたち、普段「活動費」を捻出するのに困ってるんですよね。特に、県外なんかに移動する時は旅費が人数分かかるし、楽器を運ぶにもお金がかかります。活動をはじめたばかりの頃は集客にも苦戦して……。

出原さん:わかります。短い滞在期間で効率的にライブを組めたら、と思うんですけど、これってけっこう難しくて。

西岡さん:遠征ってリスクがあって、アマチュアにとって重たいんですよね。

えりさん:最初の頃って、ライブを増やせば増やすほど手出しが発生するし、いろんなところに顔を出せば出すほどお金がなくなっていく。まさに負の連鎖ですよね。

出原さん:みんな、最初って、マジでお金がないんですよね。それで活動を続けられなくなって、やめていく人がほとんどそれだと思うんです。そうした層を応援する「投げ銭」的な機能は、欲しいというか、「必須」と言ってもいいのかもしれません。音楽活動って、「お金のことをあまり言っちゃいけない」みたいな空気が何となくあるし……。

「欲しいものリスト」やクラウドファンディングみたいな機能、何でもいいんですけど、アプリを通して自分の音楽がちょっとでもお金になるっていう体験っていう体験ができれば、音楽活動を続けていく人口が増えるんじゃないかと思いました。

muside近藤:ほんとにその通りです(涙)。アマチュアのアーティストさんたちの活動を応援するために、一つひとつ着実に準備を進めて、musideを育てていきたいと思います。

muside結城:リアルな声やアイデアを聞かせていただき、大変参考になりました。